ページ

2017年6月5日月曜日

HDRで楽をしたい(続)

最近、撮影に出かけるペースがぐっと落ちてしまっています。
風速3m以上の日は風の影響を受けにくい空間…と撮影対象が限定されますし、もちろん雨天の日は空間撮影には向かないですから梅雨の時期は自然と減ってしまうんですけれど、今は特に別の実験を併せて行っていて、、天気予報で終日晴れマークがついてて強い日差しで濃い影が落ちる日であっても却下な日が多いです。
理由は大気中の水分の多さとか、そのへんもやっぱり梅雨時期に関係しているものなのですが、薄い青空・白っぽい空は今行っている実験には適していないのでちょっと・・・


で、先日もよく晴れてはいたんですけれどこんな感じ。
肉眼では眩しさのせいもあって白に近い空・・・薄い青空でした。
撮影に出かけようか決める前に庭で確認用に撮ったものですが、やっぱり薄く雲がはしってる感じ。
露出は空に合わせていますが余計な光入らないように偏光フィルターもつけて撮っています。
※意図的に暗めに撮っています。

ぁあ〜 これはダメだーって感じです。
青空に浮かぶ雲だったら絵的にもアクセントになるしいいんですけれど、空全体を薄い雲が覆っているのは今はNG。
ちなみにこれ地上では強い日差しでしっかり濃い影も落としてて、日向と日陰のコントラストのある普通に晴天と感じる状態なんです。


なぜこんな晴天でもNGで撮影に行かないのかと言うと、今行っている実験の一つに快晴の濃い青空&ガスっていない状態の日で何度か試しておきたいものがあるから。
具体的には6枚のブラケット素材からHDRをつくった場合の効果の確認で、、 暗いエリアと太陽光芒の両方を一枚絵の中に入れるのが狙いだから。。
特にシャープな光芒を遮ってしまう薄い雲の存在が今はちょっと嬉しくないです。。

普段±2.0EVの3枚でHDRつくっているんですけれど、もちろんこの設定でも光芒写ることは写ります。
。…が、撮影する空間に条件を求めてしまう場合が多いので、そのへんを改善させようと思っての試み中。

つまり露出範囲を普段の倍程度まで広げて
あとは階調維持のために6枚使うという感じで。(実験の結果、9枚にするかもしれませんが)
期待しているのは例えば社叢林に囲まれた神社等は日陰の場所が多いですが、その暗い部分と直上の空に輝く太陽の光芒をシャープに描いて1枚の絵に落とし込む(どちらにも露出を合わせる)みたいな。

今それの設定値を探しているところなので、ちゃんと光芒の出てくれる快晴下で実験したいんです。
最近思いついたもので、たまたま梅雨時期にかぶってしまいましたがw
実験途中ですが、前回ブログにまとめている記事はこちらです。HDRで楽をしたい


設定値を見つけた後は、まぁ別に快晴でなくても普通の晴天なら撮影に行きます。

写真撮ってる方にとってはこれちょっと謎に感じると思います。
露出なんて撮影の都度決めるもの! …ですしね。。
何故設定値にこだわっているのかと言うと、リンク先の記事にも書いていますが現場で露出を決めたくない。横着したいからです^^

目指しているHDRは… 間違いなくHDRらしさが前面に出ている絵になりますが、やっぱり一般的な写真の撮り方と大きく異なっています。
この違いは簡単に表現すると、必要以外の余分な情報を削っていく撮影と真逆の…情報を削らない方向で考えるナビ用360度写真みたいな。

数値探しの実験だったら別に自宅の庭でもオッケーなのですが、せっかく撮るならマップ掲載用の本番撮りも兼ねて…の方が本当の意味で使えるかどうかがわかりますしね。

0 件のコメント:

コメントを投稿